ベビーシャワーは、妊婦さんとこれから生まれてくる赤ちゃんを祝うための、アメリカ発祥のパーティーです。友人や家族が集まり、出産前に贈り物を贈ったり、楽しいゲームやアクティビティを通じてお祝いします。近年では日本でもこの文化が広がり、親しい人たちと特別な時間を共有するイベントとして人気が高まっています。今回は、アメリカ・バージニア州に住む私が実際に開催したベビーシャワーの準備内容、当日に楽しんだゲーム、そしてイベントにかかった費用の詳細をご紹介します。
ゲストの招待:Eviteを使用
ベビーシャワーの企画を始めるにあたり、最初に行ったのはゲストリストの作成と招待状の送付です。招待には、手軽で便利なオンラインの招待状サービス「Evite」を使用しました。Eviteは、メールやテキストで簡単に招待状を送ることができ、ゲストがRSVPをすぐに返信できるのでとても便利です。また、デザインも豊富で、今回は恐竜テーマに合った楽しいデザインを選びました。
事前準備
1. ホールの予約
2. ベビーシャワーテーマの決定
次に、ベビーシャワーのテーマを決めました。私は元々恐竜映画が大好きなので、今回のテーマは「恐竜」にしました。テーマに合わせて、風船、デコレーションもすべて恐竜をモチーフに揃え、カラフルで楽しい雰囲気を演出しました。
3. 買い出しリスト
イベントを盛り上げるために、事前に必要なアイテムを買い揃えました。風船やセンターピース、使い捨ての食器類、ナプキン、サイドアクティビティ用のアイテムなどを準備しました。メインとなるバックドロップは、会場を彩る大きなポイントになるので、色やデザインをSNSで何時間もかけて理想に近いものを探しました。
4. ケータリングの注文
食事は重要なポイントです。今回は、人気のあるWegmansでケータリングを注文しました。サンドイッチや寿司など、つまみながら会話を楽しめるメニューを用意しました。コストコで飲み物、クッキー、お菓子、サラダを前日に購入しました。
前日の準備
イベントの前日に、いくつかの重要な準備を行いました!
- 風船の準備: イベント当日、会場には開始2時間前に入れましたが、現地で風船を膨らませる時間的余裕はなかったため、自宅であらかじめ風船を膨らませておきました。風船同士をまとめて1つの塊にし、会場に持ち込む準備をしておきました。
- センターピースの準備: テーブル中央に配置するセンターピースは、恐竜をテーマにしたデザインにしました。以前の結婚式で使用した造花を再利用し、恐竜のテーマに合わせた「森林」をイメージしてデコレーションしました。
- テーブルクロスの準備: 結婚式で使用したテーブルクロスを再利用するため、前日に洗濯して清潔に整え、当日のセッティングがスムーズに進むよう準備を整えました。
ベビーシャワー当日のアイデア
ベビーシャワー当日は、さまざまなゲームやアクティビティを用意して、ゲスト全員が楽しめる内容にしました。
1. ゲームアイデア
- ベビーボトルチャグゲーム(哺乳瓶一気飲みゲーム): このゲームは、ゲストがベビーボトルに入った飲み物を一気に飲み干す競争です。予想以上に難しく、笑いが絶えない盛り上がるゲームとなりました。
- ブラインドフォールド・ダイパーチェンジング(目隠しおむつ替えゲーム): 目隠しをした状態で、人形におむつをつけるユニークなゲームです。簡単に思えますが、実際には手探りでおむつをつけることが非常に難しく、会場は笑いに包まれました。
- ブラインドフォールド・ベビーフードフィーディング(目隠し赤ちゃんフード食べさせゲーム): 2人1組で行うゲームで、1人が目隠しをしてベビーフードを食べさせ、もう1人がそれを食べるというペアのチームワークが試される挑戦です。参加者たちはお互いの動きを察しながら挑戦し、楽しい時間を過ごしました。
- ビンゴゲーム: 定番のビンゴゲームを準備しました。このゲームは全世代が楽しめるため、特にお年寄りのゲストにも好評でした。景品として、私たち夫婦は今人気のNinjaスラッシーマシーンやカーペットクリーナーを特賞に用意し、他にもキッチン用品やフォトフレームなど、多彩な景品が揃いました。
2. グリーティングカードの代わりに本
今回は、グリーティングカード(手書きのメッセージカード)の代わりに、ゲストに本を持参してもらうことにしました。ゲストには、本の中に赤ちゃんへのサイン付きメッセージを書いてもらい、イベントに持参してもらいます。赤ちゃんが成長した後に、その本を読み返すことで、みんなの愛情を感じられる素敵なアイデアですよね♪
ゲストにEvite(オンライン招待状)を送る際には、イベント詳細にこのアイデアを明記しました。また、本が重複しないようにスプレッドシートを作成し、ゲストがどの本を持ってくるかを記入できるようにしました。
3. サイドアクティビティー:スタイデザイン
サイドアクティビティとして行ったスタイデザインでは、ゲストが無地のよだれ掛け(スタイ)に自由に絵やメッセージを描いて、オリジナルデザインを作りました。カラフルな布用ペンを使い、個性豊かなデザインが揃い、ベビーシャワーの素敵な思い出となりました。
ベビーシャワーの総費用
今回のベビーシャワーにかかった総費用は、以下の通りです。
ゲストは約40名ほどでした。
以下は各項目の米ドルと日本円の金額です(レート: 1 USD = 152.77 JPYで計算):
- 会場: $808.06 (¥123,447)
- 風船: $39.96 (¥6,105)
- アマゾン(トング、ビンゴセット、ゲーム用エプロン、デザインスタイセットなど): $64.65 (¥9,804)
- Wegmans(ケータリング): $574 (¥87,690)
- Costco(飲み物、サラダ、お菓子、紙皿など): $294.47 (¥44,986)
- Shein(デコレーション用品): $27.77 (¥4,242)
- 賞品: $398 (¥60,802)
- 合計費用: $2,207.90 (¥337,301)
今回、主にコストがかかったのは会場の費用と食事でした。結婚式で使用したデコレーション、テーブルクロス、バックドロップの支柱などをすべて再利用したため、比較的低コストで抑えることができたと思います。周囲の人たちのベビーシャワーの総額も、だいたい$2500〜$3000程度で収まっていると聞いたことがあります。もちろん、ゲストの人数やゲームの内容によって費用は前後します。
終わりに
ベビーシャワーの企画は、お腹が大きい中行う準備が大変ですが、思い出に残る素晴らしいイベントです。ぜひ、自分らしいテーマやアイデアで特別な一日を作り上げてくださいね♪