こんにちは!アメリカに住んでいると毎年やってくるTAX RETURN ですが、私が2019年度に申請した際に大きなミスをしてしまい、180万の負債。最終的には、利子も加えて200万円以上の負債(払わなくていい)を抱える羽目になってしまったんです。約半年ごとにやってくる、IRSからの手紙…から解放された今、今後同じようなケースに直面してしまった方の参考になればと思い記録しておきます。結論、私のようなミスをしてもしっかり申告をしていれば問題ありません!
私の犯した大きなミス
OPTで働いていた私は、2019年度のタックスリターンを2020年2月に申請しました。
TurboTaxを通して申請をしたのですが、私はせっかちな性格もあり、はやくはやくとスマホで操作を行いました…。そのため、小数点とカンマを間違えてしまい、収入を億で申請してしまったんです(本当にバカ..自分の責任TT)
申請ボタンを押し、申請した書類のPDFを確認すると、owe(収める額)の額が100万単位になっていることに気づき。ミスをしてしまったことにも気付きました。
その、ミスで生じたOWEしている額を、銀行は自動的に引き出そうとされましたが、もちろんそんな大金は私の銀行にはなく。
そこで差し引きできなかった際に生じた、ペナルティーフィーがのちに3年間もひやひやさせる事態に展開してしまったんです
3年間のタイムライン
- 2019年2月Amendment 2019_TaxReturnの提出
- 2020年3月Amendment 2019_TaxReturnを受け取り
おそらくここで、上記の書類を初めて確認して、1040Xの部署に異動したのではないかと思います
- 2020年6月Amendment 2019_TaxReturnの調整
- 2020年7月Amendment 2019_TaxReturnの修正を完了
ここまでの1040Xの修正プロセスは、IRSのマイページより確認できます!
1040Xの修正までに1年と5カ月..。
気長にまってやっと修正が完了したーとホッとしてられません。
ミスを犯してしまったことで生じた銀行へのペナルティーフィーがまだ残っており、そこだけは修正されていなかったのです。このペナルティーフィーが記事冒頭でも説明した、最終的に約200万まで膨れ上がった負債になってしまったんです。
そこで、IRSに連絡をしました。 - 2020年7月IRSに電話
IRSからは、ペナルティーフィーの調整には時間がかかると伝えられました。
しかし、ペナルティーフィーの支払いはすぐに始めなくてはならなく、状況を説明するとエージェントは30日間の支払い延長を設定してくれました。 - 2020年8月IRSに電話
30日間の延長後、再度電話をしたところ、さらなる30日間の延長は不可とのこと。今回は、最初から最後までだらだらと状況を説明すると、半年の延長をしてもらえることになりました。
ただ、この延長を選択すると、「支払いに免じることになる」とヒヤヒヤなことを言われたのですが、今すぐ支払いを開始するor半年間の延長をお願いするかの2つの選択肢しかなかったため、延長を選択。
しっかり申請もしてあるし、ミスはしたものの支払うべき金額ではなかったため、自信をもってこちらの延長にしました(内心ビクビクでしたが) - 2020年8月IRSより手紙を受け取る
半年間の延長をしてもらった後に、IRSからの手紙を受け取りました。
そこには、180万円の支払いをする。できない場合は、資産を…没収。など怖い事がたくさん書かれていました。 - 2021年2月D.C.に渡米。IRSに再度電話
コロナ渦真っ只中でしたが、フィアンセに合いに渡米。同時に、彼に助けてもらって、IRSに電話をしました。
※申請した本人でないと、ケースに関わることはほとんどできないのですが、エージェント次第では、「私は第三者が私の代わりに話すことを許します。彼の名前は○○です」と伝えたりするとOKしてくれる人もいます。が、大概NGです。
ここで、良い人にあたったため、半年以上たっても経過がないことを伝えると、FORM843と一緒に1040Xのコピー、状況を説明したカバーレターを送る用に言われ、言われた通りにしたがって同じ月に送りました。また、半年の延長をしてから、さらなる延長ができないため、この際は、30日間の延長になりました。
◎30日間延長
◎半年の延長
同じタイプで延長は繰り返せないため、交互になるようです。
※以下要必読
返送後の2021年6月頃に、1040Xのコピーにサインをしなかったことで、送付したファイル一式をまるまる返送されたことがありました。実際、一度提出して1040Xの方は受理されていたので、この際はサインは不要だったのだと思うのですが、担当したエージェントが単に1040Xの処理だと思い、サインが無かったため、プロセスの開始不可とみなし返送されてしまいました。なので!FORM843と一緒に1040Xのコピー、状況を説明したカバーレターの一式を送る際は、誰が見ても理解できるように状況説明をした付箋を各ページにつける&各ページにサインするのも忘れずに!
- 2021年3月IRSに電話
状況を説明し、半年間の延長をお願い。2週間後に、前回の額より利子の追加された金額が記載された手紙を受ける。
- 2021年9月IRSに電話
まだ、書類は受け取っていないとのこと。まだまだ時間はかかりそうといわれました。30日間の延長
- 2021年10月IRSに電話
この際も書類は受け取ってないとのこと。半年の延長。2週間後に、前回の額より利子の追加された金額が記載された手紙を受ける。
- 2022年4月IRSに電話
この際は、なぜだか半年の延長を続けてできました。2週間後に、前回の額より利子の追加された金額ののった手紙を受ける。
- 2022年10月上旬2019年度のタックスリターンのチェックが届く
- 2022年10月中旬「Amount I owe」が$0に!
2年8カ月もかかってやっとペナルティーフィーがフィックスされました!
- 2022年10月下旬「CP21B」Noticeレターを受け取る
Amountが$0になりましたよ、2019年度のタックスリターンは$○○ですと記載された手紙が届きました!!!
英語に自身が無い場合は、ネイティブに頼る
アメリカに4年間住んでいたため英語はほぼ不自由はないものの、金融関係や税金の話となってくるとややこしく、ダブルでミスってしまう可能性を恐れ。私は、フィアンセに常に隣にいてもらいました。
エージェント次第では、「私は第三者が私の代わりに話すことを許可します。彼/彼女の名前は○○です」と伝えたりするとOKしてくれる人もいます。が、大概NG。
まずは、トライしていて無理そうなら、頑張って話してみましょう。横にいてもらって、話を理解してもらい、電話が終わってから再度わかりやすく説明してもらっていました。
トールフリーナンバーはスカイプから
IRSはトールフリーナンバーをもっていますが、日本からだと莫大の通話料がかかってしまいます。
しかも、1人のエージェントにつながるまで、30分~1時間待つのは普通。
Skypeでいくらかのクレジットを購入すると、インターナショナルな番号を選択できるようになります。IRSに電話する際はアメリカを選択して、あとは電話したい番号に繋げればOKです。
もちろん、フリーナンバーなので無料で通話可能です!
しかも、Skypeを利用すれば、他のメンバーも追加することができるので、ネイティブの彼や友達に助けてもらいたい場合なんかにもSkypeは便利です。これなら、同じ場所にいなくても良いので、遠距離でも問題ありません。
ガイダンス番号を覚えておく
IRSのエージェントと話すのは、本当に至難の業!何度も、混雑の為繋がりませんなんてことがありました。繋がるまでかけたい時は、時間を無駄にしないためにも、ガイダンスの番号を覚えておきましょう。英語で検索する出てくる場合があります。
本当に繋がらない場合は「enQ」で待ち時間を短縮
「enQ」は実際にIRSへ電話をする際に使ったショートカットサービスです!
エージェントにつないでくれる時間を90%も短縮してくれるので、本当に話すまであっという間!
私が、2022年4月(FIXされる前にした最後の電話)に電話をした際は、3日連続でかけても、かけている人が多すぎて繋がらなく、ただ、支払いの期日はもう過ぎていた&再延長のお願いをしなくてはいけなかったので、かなり焦っていました。
そこで、何か解決方法はないかと調べていたところこの「enQ」にたどり着きました。
使ってみた感想としては、
本当におすすめします!半信半疑で試したのですが、リアルにすぐに繋がる。
実際、3日かけて繋がらなかった電話がたったの3分ほど待ってエージェントと話しをすることができました。
ただ、ビジネス向けに行っているサービスなので【1200 minutes for $299.97/month】(2022年10月28日時点で)と高額!いつでも退会はできますが。
最終的に繋がらない、でもエージェントと話す必要がある場合は使ってみるのも良いと思います!
しっかり申請をしていれば、ミスをしても問題なし
今回私がしてしまったどうしようもないミスにより、約3年間も怖い&ストレスな日々が続きました。
半年または1か月ごとにくる、延長の電話もストレスでした。もう電話をするのと、アカウントのステータスを確認する心配から解放されるとなると本当にノーストレスです!
今回私のように、カンマを誤って日本式で追加してしまったことによって起こった小さなミスが、3年間もかかってFIXされる大きなケースへと変わってしまいました。
こんなことがもう二度とないように、申請する際は必ずパソコンから、そしてダブルチェックをしてからSubmitボタンを押すことをオススメします!